日刊ゲンダイ
2020年8月12日
マイナポイントをより多くゲットする高還元率を選ぶべし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/277135
マイナンバー合戦が始まっています。私もマイナポイントで25%還元(上限5000円)をゲットするつもりですが、「通知カード」が送られてきたのは数年前のこと。通知カードの下の部分にあった「個人番号カード交付申請書」を捨ててしまったことに気づきました。
マイナンバーカードを作るには、この申請書が必要だと知り慌てました。申請書を紛失した場合は、区役所など市区町村に問い合わせ、郵送などの手続きをしなくてはなりません。写真は履歴書用の4×3センチなら家にあるのに、縦4・5×横3・5センチと指定されています。あらためて撮影すると証明写真機で1000円近くもかかります。しかもカード発行は、申請から1カ月もかかるとのこと。
それでも、マイナポイントは9月から7カ月間のみだから急がないと――
■決済会社の業績も気になる
マイナポイントをもらうには、Suica(スイカ)などのキャッシュレス決済と紐づけなければなりません。決済サービスによっては、登録するだけでポイントがもらえます。スイカやauペイは1000円分のポイント。イオンの電子マネーWAON(ワオン)や、メルペイ、ゆうちょペイは最大2000円です。
いったん登録すると、変更できないので注意が必要です。キャッシュレス決済を続けると、通常のポイント(ワオンポイントなど)も貯まります。この還元率が高いところを選ぶことです。
スイカは、貯まったポイントをパソコンやスマホなどでチャージ申し込みをし、さらに駅の販売機で7日以内に移行後、改札口でピッとしたり、買い物が可能になるので手間がかかります。とはいえ、楽天ペイアプリ決済でスイカを利用、楽天カードを支払い元にすると200円で1ポイントたまり、スイカ単独での利用より4倍得します。
決済会社の業績も気になります。ペイペイは営業損益が800億円以上の赤字、LINEペイも82億円赤字です。どちらも上乗せはありません。政府のポイント付与の予算枠は2000億円。これに乗っかって、どこまで顧客にサービスできるのか……。マイナカードが届くまで見極めます。